1997年2月5日(水)ホーチミン
起床してから遅れ気味の日記を書いていると、同部屋の『小錦』も起きてきた。外出しようとすると『小錦』も外出準備。ヤバい事になりそうなのでベッドの上でさらにウダウダする。程なくして『小錦』外出。空腹の私もたまらず外出。歩いてG.P.O近くまで行く。数日ぶりにやってきた路上カフェだが、店の婆さんは私を覚えていた。もうひとりの彼女はいなくて、別の女の子が店を手伝っていた。『カフェダー』を注文し目の前にあったサンドイッチ屋でサンドイッチひとつを買う。チーズをはさんでもらうとあとは野菜がチョロチョロ。だしぬけに現像した写真を取り出し婆さんに渡したが、あまり喜んでいない御様子。「もう一枚なかったか」と尋ねてくる。先日店にいた手伝いの女の子が撮ってくれた写真はプリントされてなかったので手元にはない。写ってなかったと説明するとばあさんは納得したようだ。食後、前回店で会った青年がマーケットまでバイクで送ってくれると言う。お言葉に甘えてカブの後ろに乗せてもらう。走り出してすぐ、青年が「1ドル、1ドル」という。送ってやるから1ドルよこせと言ってるようだ。わたしはすぐにバイクを降りた。まったく困った野郎だ。自力で歩く。わたしの嗅覚も鋭くなってきているのだろうか。程なくしてお目当てのマーケットへたどり着いた。電気屋や服屋などいろいろな店があったがその中に10軒ほどミリタリー物を扱う商店があった。ジッポー、バッジ、帽子が所狭しと並べられ、店員は熱心に私を誘う。結局何も買わずマーケットを後にする。近くのカフェで休憩。地図を見るとマーケットはファングーラオのすぐ近くであった。ドミに思わぬ珍客が舞い込んできたのでホーチミン出発をマジで考え始める。旧正月に営業している旅行代理店はシンカフェしかないようだ。夕食を食べに外出。歩いていると日本人に呼び止められた。ふたりで鍋を食べているが食べ切れない量なので一緒にどうかと誘われた。三人で旅行談議。鍋はうまかった。残りはすべて私が食べ尽くした。店員のお姉ちゃんと記念撮影。食後コーヒーでも、という話になり私がふたりを連れていく。ホーチミン初日、イギリス人とマーチンさんとで行ったカフェ。看板娘の『石田ひかり』をながめつつコーヒーをすする。店を出ると谷Yくんが、「これから徐々に攻めていきますよ」と言った。幸運を祈ろう。衝動的にシンカフェのツアーバスを申し込む。ニャチャンまで15ドル。出発は明日の朝7時半。ふたりと別れて宿へ戻る。いつも最後まで起きている私もこの日ばかりは早く寝た。
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